メモ:   この記事は、Salesforce向けGenesys Cloudに適用されます。

Genesys Cloud for Salesforce External Routing パッケージには、特定のテストデータが欠落した場合にサンドボックス org で失敗する可能性のあるユニットテストが含まれています。 パッケージには、パッケージ作成に必要なコードカバレッジを満たすために、ユニットテストのみが含まれています。 テストコードでどのテストデータを使うか、テストコードそのものをどうするかなど、パッケージのあらゆる点をご自身の判断で変更することができます。

サンドボックスorgからのデプロイ時にユニットテストが失敗した場合、次のいずれかのオプションを実行します。

  • テスト合格に必要なテストデータを設定する
  • 自分の判断でテストを修正し、合格させたり、削除したりすることができます。

テスト用のデータをセットアップする

サンドボックスOrgで新しいテストデータを作成するか、既存のデータをテストデータとして再利用するか、どちらかです。 パッケージ内のユニットテストがサンドボックス内に存在するためには、以下のリソースが必要です org:

  • ルーティングコンフィギュレーション。 セットアップ >オムニチャネル >ルーティング設定
  • サービスチャンネルです。 セットアップ >オムニチャネル >サービスチャネル
  • キュー: セットアップ >ユーザー >キュー

新しいテストデータを作成する

SalesforceでRouting Configurationを作成する。

  1. ルーティングコンフィギュレーションを作成します。 選択セットアップ >オムニチャネル >ルーティングコンフィギュレーション >新規.
  2. コンフィギュレーションについて、以下の内容を入力してください。
    • 名前: ERコンフィグ
    • ルーティング 優先順位。 1
    • ルーティングモデル: 外部ルーティング
    • 容量の単位: 1
  3. Service Channels for Case オブジェクトを作成します。 選択セットアップ >オムニチャネル >サービスチャネル >新規.
  4. サービスチャネルについて、以下の詳細を入力します。
    • サービスチャンネル名: ケース
    • デベロッパー名: ケース
  5. キューを作成する。 セットアップ >キュー >新規 を選択します。
  6. キューについて、以下の詳細を入力してください。
    • ラベル: ERキュー
    • キュー名: ER_Queue
    • ルーティングコンフィギュレーション: ERコンフィグ
    • 対応オブジェクト: ケース

使用するキュー名がGenesysCloudTestHelper.clsgetExternalRoutingQueue メソッドで指定したものと異なる場合、そのファイルのキュー名が一致するように更新してください。

既存のデータをテストデータとして利用する

<link> に記載されているような構成に合致するキューを既にお持ちの場合は、GenesysCloudTestHelper.clsgetExternalRoutingQueue メソッドで、ユニットテストに使用するキュー名を指定すると、そのキューに合致するキューが使用できます。 

テストの修正・削除

自分の環境でどのユニットテストが失敗しているかを確認し、それに応じてテストを修正することができます。 テストデータが欠落している場合に失敗する可能性のあるユニットテストは、以下の通りです。

  • ExternalRoutingControllerTests.cls
  • ExternalRoutingDataServiceTests.cls
  • ExternalRoutingDeletionTests.cls
  • ExternalRoutingServiceTests,cls
  • OpenMessageServiceTests.cls

統合の詳細については、以下を参照してください。Salesforce向けGenesys Cloudについて.